哲学・倫理学の教養ポータル

古代ギリシャからAI倫理まで、哲学の思想家・思考実験・概念をわかりやすく解説。ニーチェ・ソクラテス・カントの思想、トロッコ問題、実存主義・功利主義などの哲学用語を体系的に学べるポータルメディア。

カテゴリ一覧

思想家

ジョン・スチュアート・ミルは、1806年生まれのイギリスの思想家であり、1859年の『自由論』で個人の自由にどこまで干渉できるかという問いに、他者危害原則という明快な線引きを与えた人物です。

思考実験

ゲティア問題は、1963年に発表されたわずか3ページの論文が、知識とは何かという問いに突きつけた認識論の難問です。プラトン以来2300年近く、「真・信念・正当化」の3つがそろえば知識だと考えられてきましたが、その前提はここで崩れます。

哲学概念

パノプティコンは、18世紀末にイギリスの功利主義者ジェレミ・ベンサムが構想した、一望監視施設としての監獄建築である。1791年に詳細が刊行され、中央の監視塔から放射状の独房を見渡せるこの仕組みは、ギリシャ語で「すべてを見る」に由来する名のとおり、

哲学概念

定言命法は、カントが『道徳形而上学の基礎づけ』や『実践理性批判』で道徳の中心に据えた、無条件の命令である。仮言命法が「もしXしたいならYせよ」という条件付きの指示にとどまるのに対し、定言命法は「~せよ」と、目的に左右されずに行為を求めます。

哲学概念

『愛』は日本語では一語ですが、古代ギリシャ語ではエロス、フィリア、アガペー、そしてストルゲーに分けて捉えられてきました。哲学カフェを主宰していると、参加者から「恋人への愛と親友への愛は同じ愛なのか」と問われ、うまく言葉にできず詰まることがあります。その違いをほどく鍵は、古代ギリシャの語彙にありました。

思想家

ストア派とエピクロス派は、アレクサンドロス大王の死後に広がったヘレニズム期の不安のただ中で生まれた、ほぼ同時代の兄弟のような思想です。ゼノンとエピクロスは前4世紀末から前3世紀にかけて、それぞれ違う道から「個人がいかに心の平静を保つか」という同じ問いに向き合いました。

哲学概念

社会契約説とは、ホッブズリヴァイアサン1651年、ロック統治二論1689年、ルソー社会契約論1762年へと受け継がれた、国家の正当性を神からの授与ではなく人々の合意から説明する近代政治思想です。

哲学概念

美学とは、「美とは何か」と「なぜ人は美しいと感じるのか」を問う哲学の一分野であり、学問として確立したのは1750年と意外に新しい。だが、美をめぐる問いそのものは古代ギリシャから約2500年も続いてきたので、私たちが抱きがちな「美学は昔からある芸術論だ」という印象は、ここで少しほどけます。