桐山 哲也

哲学ライター

元哲学書編集者。古代ギリシャから近現代まで、哲学史を軸にした思想家解説を専門とします。年間50冊以上の哲学書を読破し、原典にあたることが信条です。

思想家哲学入門

人文系出版社で哲学書の編集に10年従事。西洋哲学史・大陸哲学が専門。

桐山 哲也の記事 (5)

哲学入門

この記事は、哲学史をこれから学び直したい人、思想家の名前は知っていても流れが見えない人に向けて、古代の「世界や人間とは何か」から、中世の信仰と理性、近代の知識の確実性、19世紀の歴史と社会、現代の言語・存在・権力へと、中心となる問いの変化で全体像を一気につなぎます。

哲学入門

筆者の経験として、通勤の往復2日で Thomas NagelWhat Does It All Mean?を読み切った際、哲学は「答え」より先に「問い」から入ることでぐっと手触りが出る学問だと実感しました。

哲学入門

「哲学的に考える」と「論理的に考える」は同じではありませんし、そこに「批判的に考える」まで重ねると、日常の判断はぐっと精密になります。哲学的思考はそもそも何を問うべきかを掘り下げ、論理的思考は結論と根拠を筋道立て、批判的思考は前提や情報の妥当性を点検する営みです。

思想家

神は死んだは、挑発的な名言として切り取るだけでは見えてこない言葉です。近代ヨーロッパでキリスト教的な価値の土台が効力を失ったとき、人はニヒリズムに傾き、そこで生まれるルサンチマンが価値判断をゆがめる――ニーチェはその先に、支配者ではなく自己を乗り越えて価値を創る超人と、

思想家

手元の木の椅子を10秒ほど眺めてみると、「木でできている」「この形をしている」「誰かが作った」「座るためにある」と、私たちは案外すぐに答えられます。アリストテレスは、この何気ない答えの中に、存在が何から成り、なぜ変化し、何に向かってあるのかを考えるための骨組みを見ていました。