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思想家

デイヴィッド・ヒュームは、1711年にエディンバラで生まれ、1776年に没したスコットランド啓蒙を代表する哲学者です。ロックとバークリに続く経験論を徹底し、主著人間本性論で、人間の知性や感情を自然科学のように観察する「人間の学」を構想しました。

思想家

ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン(1889-1951)は、20世紀哲学のなかでも前期と後期で自分の立場を正反対に組み替えた、きわめて稀な思想家です。1918年に完成し1921年に刊行された論理哲学論考では、世界を事実の総体として捉え、語れるのは事実だけだと考えましたが、後にその前提を自ら批判し、

哲学入門

荘子は、紀元前370年ごろから前300年ごろの中国戦国時代中期に活動した道家の思想家で、老子の思想を受け継いで発展させた人物です。哲学書の編集に携わっていると、荘子をいきなり用語で追おうとして挫折する読者に何度も出会いましたが、実際には大鵬、庖丁、渾沌、胡蝶といった寓話から入るほうが、

哲学入門

禅は、サンスクリット語 dhyāna に由来し、精神の安定と統一を意味する言葉が中国で禅宗へと変わっていった思想と実践である。だが、言葉を知っていても宗教なのか思想なのか、坐禅や公案が何のためにあるのかを即答できる人は少なく、そこに禅の面白さがあります。

哲学入門

東洋哲学と西洋哲学の違いとは、紀元前6〜5世紀にギリシャ・インド・中国で並行して芽生えた二つの知の伝統を、思考法・知の獲得・自己観・目的・歴史的起源という5つの軸で見渡すための比較である。

哲学入門

縁起と空は、釈迦の悟りを支える仏教の根本教理であり、あらゆる現象が原因と条件の関係で成り立つという見方と、その現象に固定した本質はないという見方を、一つの論理として結びます。

哲学入門

老子は、前漢・司馬遷の史記の時点ですでに生没年も定まらず、周の書庫の管理官だったという伝承と孔子が礼を請うたという逸話を併せ持つ、史実として輪郭のぼやけた思想家です。だからこそ手がかりになるのは道徳経であり、全81章を通して道と無為自然をたどることで、老子が何を説いたのかを一本の筋で理解できます。

哲学入門

孔子は紀元前551年ごろから紀元前479年ごろを生きた春秋時代の思想家で、魯の国に生まれ、周王朝の権威が揺らぐ乱世のなかで、人はどう生きるべきかを問い続けました。そこで軸になるのが、他者への思いやりを意味する「仁」と、その思いを行動として整える「礼」です。

哲学入門

カント道徳哲学の中核となる定言命法・義務論・善意志・自律と他律を体系的に整理。3つの定式(普遍化・人格・目的の王国)と功利主義との違いを具体例で解説する初学者向け入門。

哲学入門

唯物論とは、世界の根源を物質に置き、精神や意識も物質的な働きから生まれると考える立場です。観念を先に置くのか、それとも物質を先に置くのかという争点は、古代ギリシャから約2500年にわたって哲学の中心にありました。

哲学入門

筆者の経験によれば、大学で西洋哲学を学んだ後、哲学書の編集に約10年携わってきました。その経験の中で「最初の一冊で止まってしまった」という声を何度も聞いています。哲学は一つの定義に閉じ込めるより、何が本当か、どう生きるべきか、そもそも世界とは何かと問いを立て、その理由を考え抜く営みとして捉えたほうが、

哲学入門

SNSで強い主張を見かけると、筆者もつい反射的に賛否を決めたくなりますが、そこで一呼吸置いて「自分はいま何を前提にしているのか」と問い返すところから、哲学は始まります。